夏でも涼しいキャンプ場の選び方|高原と海、それぞれの正解
どうも!ひげです!今回のテーマは、夏でも涼しいキャンプ場の選び方です。
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夏のキャンプで「暑すぎて無理……」ってなったこと、ありませんか。実は僕もです。子どもがまだ小さい頃、何も考えずに低地のサイトへ突っ込んで、テントの中がサウナ状態。子どもが「もう帰りたい」と半泣きで、家族全員ぐったり……。正直あの日は「夏にキャンプなんてやるもんじゃない」と本気で思いました。でも何年も通って、やっと分かったんです。夏キャンプが暑くてしんどいのは、夏のせいじゃなく「場所選び」を間違えているだけだと。この記事では、その失敗から学んだ「夏でも涼しいキャンプ場」の選び方を、全部お話しします。

この記事でわかること(3秒まとめ)
- 夏でも涼しいキャンプ場の正解は「標高の高い高原・気温20℃前後・木に覆われた立地」
- 海や低地は暑いので「高規格キャンプ場+暑さ対策」を前提にする
- クーラーボックスの保冷を切らさない管理と、こまめな水分補給がカギ
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夏でも涼しいキャンプ場は「標高と木陰」で9割決まる
これをいちばん体で分かったのが、2022年の夏に行った長野の弓の又キャンプ場でした。川が目の前を流れていて、標高が高いから昼でも涼しい。朝ごはんのあと、子どもと山や川をのんびり探索して「夏キャンプってこれだよな」と思えた場所です。標高のある高原に行くと、夏でも世界が変わります。下界が35℃でも、標高の高い高原なら日中で20℃台前半、朝晩はもっと冷えます。気象庁の解説でも、対流圏では普通100mにつき0.5〜1度ほど気温が下がるとされています(気象庁・気象用語解説)。標高100mで約0.6℃という目安は、この範囲のなかの代表値です。
ちなみにこの気温の話、僕が受けたオートキャンプ協会の指導者講習で使ったテキストにも、しっかり書いてありました。標高が100m上がるごとに気温はおよそ0.6℃下がる。単純計算すると、標高1,500mの高原なら平地より9℃も涼しいことになります。「9℃」と聞くと、涼しさがぐっと具体的に感じられますよね。
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夏でも涼しいキャンプ場とは:気温そのものより「標高」「木陰」「風通し」の3つが揃った立地のことです。この3つが噛み合えば、エアコンのない屋外でも驚くほど快適に過ごせます。
ざっくり整理すると、夏に過ごしやすい立地は次の2タイプに分かれます。
- 高原系:標高が高く(目安1000m前後〜)気温20℃前後。木に覆われ、自然に涼しい
- 海や低地系:標高が低く日差しを遮るものがない。暑いので設備と対策でカバーする
場所選びで迷ったら、こんな順番で考えると失敗しにくいです。
- まずは「標高の高い高原で木陰のあるサイト」を第一候補にする
- 海遊びが目的なら「高規格キャンプ場+暑さ対策」で割り切る
- どちらも事前に公式サイトや予約サイト「なっぷ」で木陰と標高を調べておく
| 立地タイプ | 標高の目安 | 夏の体感 | テント | 必須の暑さ対策 |
|---|---|---|---|---|
| 高原系 | 1000m前後〜 | 涼しい・夜は寒い | スリーシーズンでOK | 長袖(夜の冷え対策) |
| 海や低地系 | 海抜〜数百m | 暑い・日差し強い | スリーシーズン+遮光 | タープ・熱中症対策必須 |
だからまず、行きたいキャンプ場の「標高」と「木陰」だけは先に調べてみてください。この2つが噛み合っていれば、夏の暑さはほとんど怖くありません。今年は涼しさを取りに高原へ行くか、それとも海で思いっきり遊ぶか。どっちにします?
高原の夏でも涼しいキャンプ場は「夜の寒さ対策」だけで天国
忘れられないのが、9月のあたまに行った新潟の大厳寺高原です。夏の延長のノリで海パンまで持っていったら、曇りから小雨で一気に冷え込んで「海パンで来るんじゃなかった……」と本気で後悔しました。バックアップに入れておいた上着でなんとか凌ぎましたが、高原では「夏の延長」が通用しないと骨身に染みました。天気ひとつで昼でも冷えるし、晴れた日でも夜はガクッと下がります。これが罠であり、最大の魅力でもあります。


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高原系は基本的にスリーシーズンテントで十分です。20℃前後だと日中はとても過ごしやすいのですが、夜は意外と冷え込みます。だから長袖を必ず一枚持っていくのが鉄則。扇風機は基本いりません。電池式の小さいものを念のため入れておくくらいでちょうどいいです。







このあたりの北軽井沢エリアは標高1150〜1180mほどあって、夏でもしっかり涼しい高原です。僕自身このエリアには何度も通っていて、浅間大滝まわりの川遊びや、夜の焚き火飯が本当に最高でした。スウィートグラスはなっぷの口コミでも4.4前後(79件・なっぷ)と評判で、薪の湯やファミリー向けの設備も手厚い。林間で木陰が多く、満天の星空も込みで、避暑キャンプの王道と言われるのも納得のエリアです。
僕が指導者講習で教わった、夏の服装のちょっとしたコツ
場所選びと同じくらい、服装でも一日の快適さは変わります。これは指導者講習のテキストや、達人が書いたキャンプの本でも共通して言われていたことなんですが、夏キャンプの服装はこう考えると失敗しません。
- 日中はつばの広い帽子+速乾のTシャツ+ハーフパンツ。汗をかいてもすぐ乾く速乾素材だと、ベタつかず一日ラクです
- 朝晩の冷え対策に長袖を一枚。重ね着は「下着=吸湿速乾/中間着=保温/外着=防風」の三層で考えると温度調整がしやすい
- 雨具は降水確率0%でも必ず。山の天気は本当に急変します
- 地味に大事なのが、焚き火のときはフリースなどの化学繊維を着ないこと。火の粉に弱くて、あっという間に穴が空きます。夏でも焚き火まわりは長袖が安心です
このあたりを押さえておくと、日中の暑さも、夜の冷えも、火の粉の穴あきも、まとめて防げます。
夏でも涼しいキャンプ場は「池や川がある高原」が遊びも両取り
高原のいいところは、水遊びとセットにできる場所が多いことです。さきほど出た大厳寺高原も標高約700mと高原としてはやや低めですが、ブナ林と場内の池のおかげで水辺はしっかり涼しい。池ではSUPやカヌーも楽しめます。僕が行ったときは、昼にひたすら肉と野菜を焼く「焼くだけ」のキャンプ飯をやって、ジョンソンビルのソーセージが罪な旨さでした。ただし開けた芝サイトなので、日中の日差しは強め。タープは持っていったほうがいいです。


群馬のグリーンパークふきわれは、すぐ横を栗原川が流れていて、浅瀬が多く子どもも安心。なっぷの口コミも4.5前後(1142件・なっぷ)と東日本でも上位の人気です。じつは僕が行ったのは真冬の雪中キャンプで、星と川の音が最高でした。あの川の感じなら夏の川遊びも相当気持ちよさそうだな、と歩きながら思ったものです。木漏れ日の下で涼しく過ごせる、避暑キャンプ向きの一軒です。
だから高原に行くなら、荷物に長袖を一枚だけ足しておいてください。たったそれだけで、震えるはずだった夜が「星が最高の夜」に変わります。
海や低地のキャンプは「高規格」と「暑さ対策」が前提
海遊びがしたい年は、涼しさを諦めて「設備と対策でねじ伏せる」方向に切り替えます。海や低地は遮るものがなく、とにかく暑い。ここで見栄を張って設備の乏しいサイトを選ぶと、本当に修行になります。
だからこそ、お風呂やシャワー、温泉、プールがある高規格キャンプ場を選ぶのがおすすめです。汗をかいてもすぐ流せる、これだけで夏の快適度が段違いに上がります。高規格キャンプ場とは:サニタリーや電源、温浴施設などが整い、初心者やファミリーでも快適に過ごせるよう作り込まれたキャンプ場のことです。


千葉のキャンプマナビスは、源泉かけ流しの天然温泉が露天で太平洋を一望できます。なっぷの口コミも4.6前後(644件・なっぷ)と高評価。2022年の夏に行ったときは、朝から海水浴とシュノーケリング(近くの「海の鑑定団」さんにお世話になりました)で遊び倒し、子どもたちは疲れてぐたっとしてもすぐ復活。全区画100㎡超でAC電源つき、低標高で避暑効果は小さいものの、海風と温泉のおかげで夏でも快適に過ごせました。


伊豆稲取のストーンチェアは標高約250mの高台で、海を見下ろしながら風呂やシャワーも使えます。なみのこ村は海の音で目覚める完全シーサイド立地ですが、予約は電話のみで遊泳は禁止(磯遊び向き)。行く前に公式で最新情報を確認しておくと安心です。
もしキャンプ場選びそのものに迷ったら、日本オートキャンプ協会が認定する「星マーク」のキャンプ場を目安にするのもおすすめです(日本オートキャンプ協会)。施設の充実度が基準になっているので、初心者やファミリーの一軒目にちょうどいい。移動時間も、小さい子がいるなら片道2時間以内を目安にすると、着いた時点でぐったり……を避けられます。
夏でも涼しいキャンプ場でも「タープと設営のタイミング」が効く
海サイトでいちばん効くのが、日よけのタープです。遮るものがない分、これがないと地獄を見ます。というのもマナビスに泊まったある朝、「風が強いから」とタープを張らずに寝たら、昇ってきた朝日が暑すぎて目が覚めて、結局テントを日よけ代わりにする羽目に。あの日は近くの山が影を作ってくれて救われましたが、僕は朝から大汗でヘトヘトでした。そして地味に大事なのが設営のタイミングです。


海水浴のあと、汗だくのまま炎天下で設営すると、本気で倒れそうになります。我が家の理想は、水分補給をしながら夕方の涼しい時間に設営を終える流れ。先にサイトだけ作ってから遊びに行く、というのも手です。熱中症は気温だけでなく暑さ指数(WBGT)で判断するのが基本なので、行動の目安として環境省の情報も役立ちます(環境省・熱中症予防情報サイト)。
だから海で遊びたい年は、涼しさは潔く諦めて「高規格・タープ・夕方設営」の三点で割り切るのが正解です。見栄を張って設備の乏しいサイトを選ぶと、家族の笑顔がスッと消えます(経験者は語る)。
クーラーボックスは「地面から離す」だけで保冷が長持ち
夏に何度も泣かされたのが、クーラーボックスの保冷切れです。せっかく冷やしたビールや食材が、昼過ぎにはぬるくなっている……あれは本当にがっかりします。
原因のひとつが、地面からの輻射熱でした。地面はかなり熱を持つので、直置きすると下からどんどん温められてしまうんです。そこで台に乗せて地面から離すだけで、保冷の持ちがハッキリ変わりました。
保冷剤がわりに使っているのが、2Lのペットボトルを凍らせたもの。これがかなり優秀で、こんな利点があります。
- ガチガチに凍らせれば板状の保冷剤より長持ちしやすい
- 溶けたらそのまま飲み水になり、夏の水分補給に直結する
- 2本ローテすれば連泊でも安心



そして大前提として、人もこまめに水分補給を。涼しい高原でも、遊んでいると意外と汗をかいています。熱中症は気温だけでなく湿度や日射、風も関わって起こります。暑さ指数(WBGT)の行動基準を目安にするのが、安全寄りの考え方です(環境省・報道発表)。


だから次の夏は、クーラーボックスを「台に乗せて、凍らせた2Lペットボトルと一緒に」。この一手間だけで、昼過ぎのぬるいビールに泣かされる夏から卒業できます。
ひげ家の夏キャンプ「黄金パターン」
ここからは完全にひげの趣味の話です。何年もかけて行き着いた、夏キャンプの最高に幸せな流れを紹介させてください。




流れはこうです。
- 午前から昼:海水浴やシュノーケリング、磯遊びで遊び倒す
- 夕方:キャンプ場に戻って設営する(温泉に入る前に終わらせるのがコツ)
- 設営後:キンキンに冷えたビールで一杯
- 温泉でさっぱり汗を流す
- 風呂上がりに、もう一杯
- 夜:焚き火を眺めながらゆっくり締める
文字にするとただの飲んだくれですが、この「遊ぶ→流す→飲む→焚き火」の順番が、夏の疲れを最高の満足感に変えてくれます。温泉前にビールを我慢するのがちょっとした修行ですが、その分あとの一杯が効くんですよね。
夏のアクティビティは「山・湖・海」で選ぶ
立地を決めるとき、ひげは「今年はどの遊びがしたいか」から逆算することも多いです。フィールドごとにできる遊びが違うので、ざっくり頭に入れておくと場所選びが一気に楽になります。
- 山:沢遊びや川遊び(浅間大滝周辺の川や、グリーンパークふきわれの川など)
- 湖や池:SUPやカヌー(大厳寺高原の池など)
- 海:シュノーケリングや海水浴、SUP
子どもが川でキャッキャ言っている横で、親はちょっと足を冷やしながらビール……というのも、夏ならではの幸せな時間です。
夏でも涼しいキャンプ場のよくある質問
Q1. 夏キャンプにエアコンや扇風機は必要ですか?
A. 標高の高い高原なら基本的に不要です。あれば便利という程度なので、電池式の小型扇風機を念のため持っておくくらいで十分。海や低地ではタープでの日よけと水分補給のほうが効きます。
Q2. 夏でもスリーシーズンテントで大丈夫ですか?
A. 高原系なら問題ありません。ただし朝晩は冷え込むので、長袖を一枚必ず用意しておくのがおすすめです。
Q3. 夏でも涼しいキャンプ場はどう探せばいいですか?
A. 標高の高さと木陰の多さを軸に探すのがおすすめです。標高が上がるほど気温は下がる傾向があるので、公式サイトやなっぷで標高とサイトの植生を確認すると、涼しさを見積もりやすくなります。
Q4. クーラーボックスの保冷を長持ちさせるコツは?
A. 台に乗せて地面から離し、輻射熱を避けるのが一番効果的です。2Lのペットボトルを凍らせて入れると、保冷剤がわりになり、溶けたら飲み水にもなります。
Q5. 子連れの夏キャンプで気をつけることは?
A. 熱中症対策(日よけ・こまめな水分補給)と、設営を炎天下でやらないことです。海や川で遊んだあとは、涼しくなる夕方に設営を終える段取りにすると、家族全員が無理なく過ごせます。



まとめ
夏キャンプは暑くて無理、と諦めるのはもったいないです。夏でも涼しいキャンプ場は、標高のある高原を選べば木陰と長袖だけで快適に過ごせます。海で遊びたいなら、高規格キャンプ場と暑さ対策でちゃんと楽しめる。要は、涼しさを取りに行くか、設備で暑さをいなすかを、行く場所に合わせて切り替えるだけなんですよね。僕の中の分かれ目はシンプルで、小さい子がいて「とにかく涼しく過ごしたい」年は迷わず高原へ。「海で遊び倒したい」年だけ、暑さ対策を割り切って低地の高規格に行きます。両方を一度の旅で欲張ると、だいたい親がバテます(経験済み)。


クーラーボックスの台と凍らせたペットボトル、そして夕方の設営。この小さな工夫の積み重ねが、あの焚き火前の一杯につながります。さて、今年の夏はどこの高原に行こうか……。正直、もう一泊して、もう一回あの温泉上がりのビールを飲みたかったな、と毎回思いながら帰るんです。この記事が、夏キャンプの正解探しのひとつのヒントになればうれしいです。夏キャンプの失敗談があれば、コメントやXでこっそり教えてください。
YouTube「ひげフクロウのキャンプ研究」チャンネルもご覧ください YouTubeはこちら。この記事の動画版はこちら→
更新:2026-07-02 時点
出典
- 気象庁 知識・解説「気温、湿度」(気象用語解説)
- 気象庁「大気の構造と流れ」
- 環境省 熱中症予防情報サイト
- 環境省 報道発表(熱中症警戒アラートの運用開始)
- 公認オートキャンプ指導者資格認定講習会 インストラクター講習科目テキスト(日本オートキャンプ協会)
- 猪野正哉『焚き火の本』(山と溪谷社)— Amazon
- 『アウトドアキャンプ100の基本』(学研)— Amazon
- 日本オートキャンプ協会(星マークキャンプ場一覧)
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