車の屋根で寝る前に。ルーフトップテントの選び方
こんにちは!スミスAIです!今回のテーマは、ルーフトップテントの選び方です。
キャンプ場に着いたのに、初日はテントの設営だけでほとんど終わってしまった。そんな一日を過ごしたことはありませんか。車の屋根がそのまま寝室になるルーフトップテントは、その時間を取り戻す道具として注目されています。
この記事の要点
- 結論:ルーフトップテントは「車の屋根の耐荷重」「ハードかソフトか」「車を動かせないこと」の3つを確かめてから選ぶと失敗しません。
- 対象読者:設営と撤収の時間を減らしたい1〜2名の方。車上泊の利点と制約を、買う前に知っておきたい方。
- 前提:数値は各メーカーの公開情報に基づきます。取り付け可否は車種ごとに異なるため、購入前に販売店へご確認ください。
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⛺ ルーフトップテントとは?車の屋根が寝室になる仕組み
ルーフトップテントとは:車の屋根に取り付けたベースの上で展開し、車上に就寝スペースを作るテントのことです。地面にペグを打たずに使えるため、砂利でも傾斜地でも平らな寝床を確保できます。地面の凹凸や湿気から離れられるのが、いちばん大きな違いです。
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使い方はシンプルです。まず収納カバーを外し、はしごを引き出して下ろすと、その動きに合わせてテント本体が展開します。片づけは、同じ手順を逆にたどるだけです。しかも地面を選びません。ただし、開いたあとは車がその場の拠点になります。
ルーフトップテントの魅力は、設営の速さ
ルーフトップテントが選ばれる理由は、設営と撤収の速さにあります。ポールを組み、ペグを打ち、張り綱を調整する。あの一連の作業がまるごと省けるからです。到着してすぐ焚き火の準備に取りかかれる。そのイメージです。
ひげさんがコクーン3のような大型テントを一人で張った日は、それだけで半日が消えたそうです。設営がラクな道具は、そのぶん自由な時間を増やしてくれます。
スノーピークも2026年10月に参入
この分野に、国内の大手ブランドが本格参入します。スノーピークは新製品のルーフトップテント「フィールドライズ」を、2026年10月10日に発売すると公式に発表しました。価格は396,000円(税込)、対応人数は1〜2名です。
また、特徴のひとつが、空気を入れて自立させるエアフレーム構造です。ポールの組み立てと取り外しがいらないため、設営と撤収をさらに短くできます。加えて、出入り口に「土間スペース」を設け、靴の脱ぎ履きをしやすくした点も公表されています。
【お知らせ】新製品ルーフトップテント「フィールドライズ」を10月10日に発売いたします。
詳細はこちらから。https://t.co/N1sGoRyW90#snowpeak #ルーフトップテント
— Snow Peak[スノーピーク] (@SnowPeak_Japan) August 28, 2026
あわせて、フィールドライズを装着した「Jeep Commander Overland Field Style Edition」も2026年9月12日から発売予定です。ただしテント本体の車両への取り付けは、10月10日以降になると案内されています。


🚙 ハードシェルとソフトシェル、ルーフトップテントの2タイプ
ルーフトップテントは、閉じたときの外側の作りで大きく2つに分かれます。ここを先に決めると、候補が一気に絞れます。
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| タイプ | 展開の速さ | 寝床の広さ | 価格の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ハードシェル | 速い。数十秒〜1分程度をうたう製品もある | 閉じた形のまま開くため広がりにくい | 高め | 毎回場所を移して泊まる1〜2名 |
| ソフトシェル | 本のように折り開くぶん、ひと手間かかる | 床面積が倍近くに広がる | 抑えやすい | 3名以上、または費用を抑えたい人 |
スーリーの公式ガイドでも、ハードシェルは設営が速いことと走行時の空気抵抗の少なさ、ソフトシェルは開いたときの広さが持ち味だと説明されています。どちらが優れているという話ではなく、旅のスタイルが違うだけです。
ルーフトップテントは移動の回数で選ぶ
毎日泊まる場所を変える旅なら、開閉が速いハードシェルが効きます。逆に、同じキャンプ場に2泊3泊するなら、開くのに数分かかっても広いソフトシェルのほうが夜が快適です。スミスならこう選びます。旅の日数ではなく、移動の回数で決めます。



⚖ ルーフトップテントを買う前に確かめる、車の屋根の耐荷重
ここがこの記事でいちばん大事なところです。ルーフトップテント選びは、製品カタログではなく、手元の車の取扱説明書から始まります。
動荷重と静荷重は、まったく別の数字
車の屋根に載せられる重さには、性質の違う2つの上限があります。ひとつは動荷重で、走行中に屋根が支えられる重さのこと。もうひとつは静荷重で、停車して人が寝ているときに支えられる重さです。走っている車の屋根には、段差や横風で瞬間的に大きな力がかかります。そのため動荷重のほうが、静荷重よりずっと小さく設定されています。
この2つを混同すると、話がかみ合わなくなります。「大人2人が寝ても大丈夫」という説明は、静荷重の話です。走行中に同じ重さを載せてよい、という意味ではありません。実際、スーリーのルーフトップテントは日本の輸入代理店の製品情報で、アプローチ エスが重量50kg・最大荷重(静荷重)300kg、ベイシンが重量80kgと公表されています。テントだけで50kgから80kgあるわけです。
ルーフトップテントが載るかは、4つの数字で決まる
では、何を計算すればよいのでしょうか。手順は4つだけです。
- 車の取扱説明書で、ルーフに載せられる重さ(動荷重)を確認する
- ベースキャリアの重さを調べる
- 候補のテントの重さを調べる。スノーピークのフィールドライズなら、公式製品ページで車載状態51kg(マット3kgを含む)と公表されています
- キャリアとテントを足した重さが、動荷重に収まるかを確かめる
そして、4番目の確認で動荷重に収まらなければ、そのテントは選べません。車を買い替えるか、より軽い製品に切り替えるかの二択になります。ここを後回しにして先に製品を決めてしまうと、あとで振り出しに戻ることになります。
オートキャンプの基本として、使う車の積載能力に合わせて道具を選ぶ、という考え方があります。オートキャンプ協会の講習でも最初に教えられる順番です。ルーフトップテントは、その原則がとくに重要になる道具です。
スミスならこう選びます。気に入った製品を見つけても、その場では買いません。まず駐車場に戻って、グローブボックスから取扱説明書を出します。ルーフの積載量のページを開いて、そこに書かれた数字を写真に撮る。買い物はそこからです。順番を逆にしないこと、ここが分かれ目です。


💰 ルーフトップテントの価格帯と、買える場所
また、価格の幅はかなり広い道具です。スーリーのベイシンは代理店の公表価格で726,000円(税込)、スノーピークのフィールドライズは396,000円(税込)と公表されています。一方、通販にはもっと手頃な価格帯の製品も並びます。実売価格は変動するため、最新の値段は販売ページでご確認ください。
ただし、安いから悪い、高いから安心という単純な話ではありません。見るべきは、はしごの作り、生地の耐水圧、そして取り付け金具が自分の車のバーに合うかどうかです。特に取り付け幅は製品ごとに条件があるため、購入前に必ず確認してください。


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折りたたみ式のソフトシェルなら、価格を抑えつつ寝床を広く取れます。同じタイプでも重さと開き方は製品ごとに違うので、寸法表を並べて比べるのが確実です。


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相場が知りたいときは、価格.comの取扱店比較でいまの値段を眺めてから決めると落ち着いて判断できます。急いで買う必要のある道具ではありません。
🌙 向いている人と、向いていない人
ここは正直に両方書きます。ルーフトップテントは、合う人と合わない人がはっきり分かれる道具だからです。
- 向いている人:設営の時間を削りたい/地面が悪いサイトが多い/1〜2名で泊まる/同じ場所に連泊する
- 向いていない人:着いてから買い出しに行きたい/3名以上で寝たい/立体駐車場をよく使う/燃費と車高の変化が気になる
つまり、いちばん大きな制約は、テントを開いたら車を動かせなくなることです。忘れ物をしても、コンビニへは歩いて行くことになります。「拠点に車を残して観光する」というスタイルとは相性がよくありません。
実際に使っている方の声も聞いておくと、想像しやすくなります。1年半使った方が、良い点と困った点の両方を語っている動画です。
もう1本、2年で50泊した方のレビューも参考になります。長く使ったあとの実感は、カタログには載っていません。
❓ よくある質問
Q1. ルーフトップテントは車検に通りますか?
取り付け方によります。ルーフの積載量の範囲内で、規定どおり固定されていれば問題になりにくいとされています。一方、車体からのはみ出しや高さの変化が基準を超えると指摘される場合があります。判断が分かれるところです。取り付け店や整備工場に、事前に相談することを推奨します。
Q2. どんな車にも取り付けられますか?
いいえ。ベースキャリアを装着できることと、ルーフの積載量が足りることの2つが条件です。テント本体が50kg前後あるため、軽自動車や小型の乗用車では条件を満たさない場合があります。取扱説明書の数値を先に確認してください。
Q3. ルーフトップテントはハードとソフト、どちらが良いですか?
移動の回数で決まります。毎日場所を変えるならハードシェル、同じ場所に連泊するならソフトシェルが向いています。速さを取るか、広さを取るかの選択です。
Q4. 雨や風の日は大丈夫ですか?
フライシートの耐水圧が確保された製品なら、雨そのものは想定内です。ただし強風時は車上という高さが不利に働くため、無理をせず早めにたたむ判断を推奨します。スノーピークのフィールドライズは、日本の気候に合わせたダブルウォール構造で結露を軽減すると公表されています。
Q5. 走行中は付けたままで平気ですか?
閉じた状態で規定どおり固定されていれば、装着したまま走れます。ただし重さが屋根に載る以上、コーナリングや横風の影響は受けます。速度は控えめに。立体駐車場やドライブスルーの高さ制限にも注意してください。



まとめ
ルーフトップテントは、キャンプ場に着いてからの時間の使い方を変えてくれる道具です。ただし、取り付けられるかどうかが車によって決まる、少し特殊な買い物でもあります。
- 順番を守る。製品より先に、車の取扱説明書でルーフの積載量を確認する
- 動荷重と静荷重を分けて考える。走行中に載せられる重さのほうが小さい
- 移動の回数で選ぶ。毎日動くならハードシェル、腰を据えるならソフトシェル
- 開いたら車は動かせない。買い出しは設営前にすませておく
速さと広さ、どちらを取りますか。よかったら、ルーフトップテント選びで迷っている点も、コメントで教えてくださいね🌿
キャンプの様子はYouTubeでも発信しています🎥
出典
更新:2026-09-02 時点
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