冬キャンプの完全ガイド!防寒対策からおすすめギア、料理レシピまで徹底解説
冬キャンプの魅力とは?
寒さが厳しくなる冬。そんな季節にあえてキャンプに行く人が増えています。ひんやりとした空気の中、澄んだ星空を眺めながら焚き火を囲む時間は、他の季節では味わえない特別なもの。静かなキャンプ場で、自然と一体になる感覚を楽しめるのも冬キャンプの醍醐味です。
しかし、冬キャンプには寒さという大きな壁があるのも事実。適切な装備や環境を整えなければ、快適に過ごすことはできません。本記事では、冬キャンプを存分に楽しむために必要な「防寒対策」「おすすめギア」「キャンプ場の選び方」「料理レシピ」などを徹底解説していきます!

編集長〜!冬キャンプって、やっぱり夏とは違う楽しみがありますよね。どんなところが一番の魅力だと思いますか?



私はやっぱり、雪中キャンプですね。真っ白な静けさの中で焚き火を楽しむ時間は本当に特別です。虫がいないし、食材も傷みにくくて快適なんですよ。



たしかに!寒い分、焚き火のぬくもりがじわ〜っと心に沁みますよね。ほかに冬ならではの楽しみってありますか?



薪ストーブの火をぼんやり眺める時間が大好きです。静かな夜にゆらめく炎を見ていると、なんだか自分と向き合える気がするんです。
冬キャンプの防寒対策 – これで寒さ知らず!
冬のキャンプは、適切な防寒対策ができてこそ楽しめるもの。寒さを甘く見ると、低体温症になるリスクもあります。しっかりと準備をして、安全で快適なキャンプを楽しみましょう。
暖房器具の活用
寒さ対策として、「ストーブ」は必須アイテム。石油ストーブや薪ストーブは強力な暖房能力を持ちます。しかし、テント内で使用する際は一酸化炭素中毒に気をつける必要があります。
- 石油ストーブ:手軽に持ち運べ、安定した暖房が可能。
- 薪ストーブ:薪が手に入れば、焚き火と兼用で暖をとることができる。
- カセットガスストーブ:小型で持ち運びやすく、ソロキャンプにも最適。



編集長、冬キャンプで一番気になるのって、やっぱり暖房器具なんですよね。テントの中で使うって、ちょっと怖くないですか



そうですね、やっぱり一酸化炭素中毒のリスクがあるので、“自己責任”で慎重に使うことが前提です。でも、しっかり対策すれば本当に快適になりますよ。換気はしっかりと行います!
そして、家族キャンプのときは「ホンマ製作所のステンレス ストーブコンロセット(薪ストーブ)」を使ってますし、石油ストーブは「フジカハイペット」を愛用しています。



どっちも人気のストーブですよね!実際、テントの中ってどのくらい暖かくなるんですか



テントの大きさにもよりますが、概ねプラス20℃以上にはなりますよ。外が−5℃でも、テント内は15℃から20℃とか。暑いのでTシャツになっちゃうこともあります(笑)
寝る前には必ず消して、安全第一で使ってます。



それなら快適に過ごせそうですね〜!ちなみに、テント自体は薪ストーブ対応なんですか?



私は対応テントじゃなくても工夫して使ってますよ。例えば煙突がテントに触れないように、煙突部分を板で囲ったり、チャックの部分から煙突を通す専用ギアもあるので活用してます。完全密閉にしないようにして、常に換気もしています。
詳しくは、記事の一番最後に動画を紹介しています。
ちなみにテントはソロの時は、コールマンのツーリングドームLX、家族キャンプの時はコールマンのコクーン3で対応しています!
記事末尾の動画はモンベルのアストロドームにホンマの薪ストーブをインストールしています!





うわ〜なるほど、そういう使い方もあるんですね!すっごく参考になります🔥
寝具の重要性
就寝時の冷え込み対策には、「シュラフ」が重要。快適使用温度が「-10℃」など、低温でも耐えられるタイプを選びましょう。また、「マット」も必須。地面からの冷気を遮断するため、断熱性のあるものを選ぶとより快適に過ごせます。



編集長〜、冬キャンプでよく聞くのが「とにかく寝床が大事!」って話。実際、どのくらい寝具って重要なんですか?



めちゃくちゃ大事ですよ!防寒対策は服だけじゃなくて、どれだけ冷気から体を守れる寝床を作れるかが勝負なんです。寝具がしっかりしてないと、どんなに着込んでも寒くて眠れませんから。



たしかに…!私も一度、マットが薄すぎて地面の冷えにやられたことあります💦 編集長はどんな寝具を使ってるんですか?



私は下から順にレイヤーで組んでます。まずは「HOBIさんの頒布シート」で地面の湿気と冷気をカット。その上に「ベルモントブランケット」。3層目は「NEMOのスイッチバック」、さらに「ネイチャーハイクのR値5.8のマット」。この4段構えで断熱して、上にはモンベルの「バロウバッグ#0」で快適に眠れます。
詳しくは私の動画で確認してください!



すごい…!そのレイヤー構成、めちゃくちゃ参考になります〜!そこまで整えてると、寒さ知らずですね⛄💤
衣類のレイヤリング(重ね着)
服装の基本はレイヤリング(重ね着)。
- ベースレイヤー:速乾性のあるインナーで汗冷えを防ぐ。
- ミドルレイヤー:フリースやダウンで保温性を確保。
- アウターレイヤー:風を防ぐシェルジャケットを着用し、体温の逃げを防ぐ。



編集長、冬キャンプって服の重ね着もかなり重要ですよね?私、ついモコモコに着込んじゃうんですけど…💦



わかります!でも大事なのは**枚数より「バランスと順番」**なんです。私は基本、3レイヤーを意識してますよ。



3レイヤーって、よく聞くけど…具体的にはどんな感じですか?



まずベースレイヤーは吸湿発熱系のインナー、私はミズノのブレスサーモですね。次にミドルレイヤーは保温性の高いフリースや中綿系、そしてアウターは風を防ぐシェルやダウン。この3つを体の動きや気温に合わせて調整します



なるほど〜!じゃあ動くときはアウターを脱いで調整したりするんですね?



そうそう。汗をかきすぎると冷えるので、着すぎより脱ぎやすさ重視です。あと忘れがちなのが手・足・頭!手袋・厚手の靴下・フード付き帽子でしっかり守ってますよ。



やっぱり「かしこく着る」って大事なんですね〜。今日からレイヤリング、意識してみます!
防寒グッズ
冬キャンプでは、ホッカイロやネックウォーマー、手袋などの「防寒グッズ」も活用しましょう。特に足元の冷え対策には厚手の靴下やブーツが有効です。



編集長、レイヤリングや寝具でしっかり対策してても、やっぱり冷えるときってありますよね〜。そういうときの“あと一押し”って、何かありますか?



ありますよ〜!私は「カイロ」と「湯たんぽ」をかなり活用してます。たとえば足用カイロを靴下に貼ったり、お腹に貼ると全身がじんわり温まります。



お腹カイロ、地味に効きますよね〜!湯たんぽは寝袋の中ですか?



そうです。シュラフに入る1時間前くらいに湯たんぽを入れておくと、寝るころにはぬくぬくの“天然こたつ”状態です(笑)
あと、首・手首・足首の「三首」を温めるネックウォーマーやリストバンド、レッグウォーマーも効果大ですよ!



わ〜、三首を守るって聞いたことあります!ちょっとしたアイテムでも、体感温度って本当に変わりますもんね。
冬に適したキャンプ場の選び方


冬キャンプを思いっきり楽しむには、「適したキャンプ場選び」も重要なポイント。寒さを考慮して、少しでも快適に過ごせる場所を選びましょう。
標高の低い場所を選ぶ
寒さが厳しい冬は、できるだけ標高が低いキャンプ場を選びましょう。標高が高いと気温がぐっと下がるため、防寒対策がより厳しくなってしまいます。
設備の整ったキャンプ場
冬季も営業しているキャンプ場の中には、「電源サイト」や「暖房完備の炊事場」がある場所も。こうした設備の整ったキャンプ場なら、初心者でも安心して冬キャンプを楽しめます。
温泉やシャワーがあるキャンプ場
寒い屋外で過ごす冬キャンプでは、入浴で体を温めるのも大事。温泉が併設されたキャンプ場なら、冷えた体を温められるのでおすすめです。



編集長、冬キャンプってどこでも行けるわけじゃないから、場所選びも大事ですよね。どういうポイントでキャンプ場を選んでますか?



そうですね。まず基本は「標高が低め」で、雪が積もりすぎないエリア。アクセスしやすくて、路面状況が安定してる場所の方が安心です。初心者さんならなおさらですね。



たしかに、雪道の運転はドキドキしちゃいますよね…。それ以外に見るべきポイントってありますか?



はい、初心者さんには「電源付きサイト」があるキャンプ場をおすすめします。電気カーペットやホットカーペットを使えるだけで、足元の快適度がまったく違います。電気があると石油ファンヒーターも使えるので、
テント内は一気に暖かくなりますよ!
もちろん、換気と一酸化炭素中毒には最大限の注意です!



おぉ〜!それなら寒さが苦手な人でも安心して過ごせそうですね。設備のチェックも忘れずに…ですね。



その通り。水道やトイレが使えるかも要チェックですし、冬は風が冷たいから「林間サイト」や風除けがある場所も選ぶポイントになりますよ。



冬でも無理なく楽しめる場所を選べば、気持ちに余裕もできて、キャンプがもっと好きになりそうですね〜☺️


冬キャンプで必要なギア まとめ
冬の寒さを乗り切るためのキャンプギアを紹介します。これらのギアがあれば、より快適に冬キャンプを楽しめますよ!
🧰 【必須ギア】 寒さと安全への対策として、絶対欠かせない基本装備です
- テント
冬用の二重構造で保温性の高いものを選ぶと安心。 - ストーブ
防寒対策の要。薪ストーブや石油ストーブを使う際は、一酸化炭素チェッカーと換気の徹底を。 - シュラフ
快適温度・限界温度を確認して、マイナス対応モデルを選ぶ。 - マット
地面からの冷気を遮断する厚手マットが必須。断熱性(R値)が高いものを重ねて使用するとより効果的。 - 断熱下敷き・グランドシート
地面からの湿気と冷気を遮るアイテムで寝床を底冷えから守る。 - 一酸化炭素チェッカー
命を守るために、ストーブ使用時は必携。 - 服装(レイヤリング重視)
ベースレイヤーに吸湿発熱素材、ミドルレイヤーにフリースやインナーダウン、アウターに防風・防水のシェルを重ねる3レイヤー構成が基本。さらに手袋・ネックウォーマー・厚手の靴下・ニット帽など「首・手首・足首(=三首)」の防寒も重要。 - 防寒ブーツ
防寒・防水モデルを選び、足用カイロとの併用で足元から冷えを防止。
🛋️ 【快適に過ごす】寒さの中でも心地よく、ゆったり過ごすための“+αの装備”です。
- 電源付きサイトの活用
電気カーペットや石油ファンヒーターが使えると、寒さが一気に和らぎます。 - ランタン
日没が早い冬キャンプでは、LEDランタンで十分な明るさを確保。暖色系なら雰囲気もUP。 - 焚き火台
寒い時期こそ焚き火の醍醐味。心も体もほぐれる最強アイテム。 - アウトドアクッカー&バーナー
温かいスープや鍋料理など、体を内側から温める食事づくりに。 - 防寒小物(カイロ・湯たんぽ・三首ガード)
カイロはお腹・足・背中に貼るタイプ、湯たんぽは就寝前にシュラフ内へ。ネックウォーマー・手袋・レッグウォーマーも活用。 - クッションやブランケット付きチェア
底冷えしないように敷物を活用。焚き火時間を快適に。 - ポータブル電源
電源がないサイトでもランタン・スマホ・小型ギアをサポート。
🍲冬キャンプにぴったりの料理レシピ


冷えた体を内側からしっかり温める、冬ならではのあったかレシピをご紹介!どれも簡単・あたたか・ほっとする味ばかりです。
おすすめ料理
- 🔥1. 具だくさん寄せ鍋(ポータブル鍋の王道)
材料(2〜3人分)
・鶏もも肉 200g(または豚バラ)
・白菜 1/4株
・長ネギ 1本
・人参 1/2本
・きのこ類(しいたけ・しめじなど)適量
・豆腐 1/2丁
・鍋つゆ(市販のだしパック or 白だし+水)
作り方
すべての具材を食べやすい大きさに切る。
鍋にだしと具材を入れて、火にかけるだけ!
しっかり煮込んで、好みでポン酢やゴマだれを添えても◎
キャンプのポイント
シングルバーナーとコンパクト鍋さえあればOK!市販の鍋スープを使えば失敗なし。翌朝は雑炊にもアレンジできます。
🍅2. ごろごろ野菜のミネストローネ(簡単スープ)
材料(2人分)
・ウインナー 4本
・玉ねぎ 1/2個
・人参 1/2本
・じゃがいも 1個
・キャベツ 適量
・カットトマト缶 1/2缶
・水 200ml
・コンソメキューブ 1個
・オリーブオイル、塩・こしょう
作り方
材料を小さめにカットして、オリーブオイルで炒める。
トマト缶・水・コンソメを加えて10〜15分ほど煮込む。
塩こしょうで味を調えて完成。
キャンプのポイント
あらかじめカットしてジップ袋に分けておけば、現地でサッと作れます。冷えた朝に飲むと最高にしみわたりますよ。
☕3. スパイス香るチャイ(ホットドリンク)
材料(1〜2杯分)
・紅茶ティーバッグ 1個(アッサムなど)
・牛乳 200ml、水 100ml
・砂糖 小さじ2〜お好みで
・おろし生姜 少々
・シナモンパウダー or スティック
・(お好みで)カルダモン・クローブ
作り方
小鍋に水+ティーバッグを入れて火にかける。
牛乳、スパイス、砂糖を加え、温めながらよく混ぜる。
沸騰直前で火を止めて、カップに注ぐ。
キャンプのポイント
寒い夜や早朝にぴったりの体ぽかぽかドリンク。スパイスはあらかじめブレンドして持っていくと時短に◎



編集長〜!冬キャンプといえばやっぱり“あったかごはん”。編集長は何を作ることが多いですか?



私はやっぱり鍋ですね〜!中でも「海鮮系」が好きで、ぶりしゃぶとかたいしゃぶが大好きなんです。これに日本酒を合わせたら、もう至福の時間ですよ(笑)
あとは、カレーもよくやります!



わ〜贅沢〜!冬の澄んだ空気の中で食べるぶりしゃぶなんて、想像しただけでたまらないですね。お酒もやっぱり日本酒が定番ですか?



そうですね。最初はビールで乾杯して、そこから日本酒、寒い夜は焼酎のお湯割りもいいですね。朝や昼間はあったかいコーヒーや紅茶を楽しんでます。チャイはまだやったことないので、今度チャレンジしてみようかな〜って思ってます!
まとめ
冬キャンプの魅力と、楽しく安全に過ごすためのポイントを紹介しました。寒い冬ならではの静けさや美しい景色を堪能できるのが魅力ですが、しっかりとした「防寒対策」と「適切なギア選び」が成功のカギ。初心者の方は、まずは低標高の電源サイト付きキャンプ場から挑戦してみるのがおすすめです。
冬のキャンプは、万全な準備を行うことで快適に過ごせます。ぜひ今回の記事を参考に、冬ならではの特別なキャンプを楽しんでください!



編集長、冬キャンプって寒さが大変そうって思ってたけど、ちゃんと準備すればすごく快適で、楽しみがいっぱいなんですね!



そうなんです!防寒対策をしっかりして、食事や道具も工夫すれば、冬だからこそ味わえる静けさやあたたかさがありますよ。無理せず、自分のペースで、ぜひ冬の自然を楽しんでくださいね⛺❄️
週末キャンプ研究者が教えるキャンプの魅力は、ひげフクロウのキャンプ研究チャンネルもご覧ください。
https://www.youtube.com/@kim777fk
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